第2話

前回のあらすじ

イースは母、妹がモンスターに連れてかれ探しに行くことにした。


イースは冒険に出る。

武装は低級の武装だ。今にも壊れそうな武装で森へ入って行く。

森へ入って行くと薄暗くジメジメしている。前もよく見えない。なぜか身体が重く感じる。森を進むと綺麗な湖が見えた。イースはその湖に手を寄せて水を飲む。透き通る水凄く美味しい水。水筒に水を入れて持ち歩くことにする。湖を見ていると綺麗な少女が座っている。恐る恐る声をかけてみた。すると少女は涙を流していた。イースは声をかけた。

「どうしたの?」

少女は迷子になったみたいだ。なかなか口を開いてくれない…

イースは今まで妹に振舞っていた事をその女にやってみせた。すると少女は目が輝いたようにもう一回やって!と言う。

やっと笑顔が見れた。

「私はルヴィス。エルフ族の小さな町からやってきました。水を汲みに来たのですが帰り方がわからなくて…」

イースは困ってしまった。何故なら初めてこの森を訪れてまだ間もないからだ。一つイースは思いついた。

「僕はイース。一緒にこの森から出てエルフ族の町は行こう!」

ルヴィスは嬉しそうにして森を出ようとする。森を歩くとルヴィスはこう語る。

「何故イースさんは森なんかにいるのですか?」

するとイースは家族が拐われた事を話した。イースとルヴィスはどんどん心を打ち明けて行く。色々雑談ばかり話すようになった。すると目の前にモンスターが現れた。見るからに強そうな敵だ。イースは剣を握りしめたが手が震えている。ルヴィスはイースの震えている手を見てそっと手を添えた。

「大丈夫。私が居ます!」

イースは剣を握りしめ、モンスターに斬りつける。するとボロボロだった剣が変異した。その剣は決められた人物しか発動しない剣だったのだ。見事にモンスターは倒すことができた。

まだイースはモンスターを倒したことに実感できていないようだった。

ルヴィスはイースに言った。

「イースさんは何者なんですか?何故その剣を持っているのですか?」

イースは家にあったとルヴィスに伝える。するとルヴィスは驚いた顔でイース言った。

「この剣は魔剣で世界に一本しかない剣ですよ!」

イースは何も知らなかった。「そうなんだ!じゃあこの剣で冒険できる!」勇気が湧いた。

イースたちは森を抜け草原を目にする。優しい風が吹き草原が踊っている。草原を歩き続けると小さな町があった。ルヴィスが住んでいる町だ。ルヴィスは父、母を見て抱きついた。イースは家族を思い出す。

ルヴィスはイースに感謝の気持ちを伝えた。ルヴィスの家族からイースに伝えた。

「本当にありがとう。もしよろしければルヴィスに違う世界を色々見せてやってくれないか?」

イースは勇者でもない…

まだ自分が何かもわかってない。色々考えた。

「わかりました…」

イースはルヴィスの所に行った。

「お願いします!私色々世界を巡って経験してみたい!」

そしてイースと一緒にルヴィスの故郷を出る。

イースとルヴィスの冒険がこれから始まる。


つづく

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僕は勇者になれるのか… デンペン @daichan03

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