概要
その日雨は、歌のように、雪になった。
夢を追いかけて上京した「私」は、気がつけばそれなりの年齢になってしまっていた。寄る年波に抗いながら、今日も今日とてガールズバーのプラカードを掲げる。折しも十年来の寒波が冷たい雨を齎し、それらはやがて雪へと変わっていくのだが……( ※ 泡影:一瞬で消えてしまう儚いモノの意)
「ゆきのまち幻想文学賞」に出品する為に書きました。文字数は賞規約に準拠します。(応募名義は皐月むいかです)
「ゆきのまち幻想文学賞」に出品する為に書きました。文字数は賞規約に準拠します。(応募名義は皐月むいかです)