絶妙な「言い回し」の流星群!

高校一年生になった笹箱敬馬(通称・ビックリ箱)。
幼馴染みの無神経体育会系女子・伊勢甘と共に入部する部活を探していると、なんとも言葉に出来ない謎の部活を発見してしまう…。
部長の名は、深会都。
部室に訪れた敬馬は、彼女から笑撃、じゃなくて、衝撃の事実を知らされる……!!

地の文・会話文問わず、驚異的な濃度と頻度で流星群のように降り注ぐ絶妙な「言い回し」。
ユーモアという一言では済ませられない、主人公・敬馬の独創的な感性がクセになる!
普通の人間の、いわゆる「頭の回転」が横回転だとしたら、彼の脳は「ジャイロ回転」と言ったところでしょうか。何が言いたいかというと、つまりは「ぶっ飛んでる」ってことです。
そしてそんな敬馬ですら「たじたじ」にさせる「普通じゃない女の子達」が次々と登場し、読者を笑いのカオスへと誘う!

ギャグコメディだが、キャッチ&あらすじからも垣間見える「テーマの深さ」が魅力!
大真面目にふざけるからこそ生まれる、極上の笑いを体感すべし!

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