時は南宋時代。中国大陸の中心地の要衝、襄陽を狙って北から五十万の金軍が攻め込んで来た。迎え撃つは宋精鋭の正規軍……かと思いきや、なんと寄せ集めの襄陽在住の地方兵三千人。果たして襄陽軍は、北から迫…続きを読む
圧倒的戦力差の守城戦を舞台に、魅力的な登場人物たちが戦場を駆け、その背景には相克するふたつの民族、そして国がある。否応なしに引きつけられてしまうこれらの要素を、熟練した文章が物語に紡いでいるのですか…続きを読む
壮大なスケールで描かれる歴史絵巻です。戦争を描く中で、その壮大さ、戦術、戦略の面白さ、人物たちのカッコよさに痺れるとともに、穏やかに眠っているようでも、死は死以外のなにものでもない、例え後にどん…続きを読む
素人ながら、宋代と言えば三大発明を思い浮かべますが、戦乱のイメージがあまり強くない。そこへきて更に面白い事に、南宋への過程でもなく、金や宋の滅亡を描いているわけでもない。このどうしようもなく「…続きを読む
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