この話、一体どこに向かうんだ???

──素敵な喫茶店ができたんだ。
色々あったけど、親の遺産をつぎ込んで、やっと夢が叶った。
これからはこの店のマスターとして平穏な日常を送るんだ──


と、心躍らせて喫茶店「ブラン」を開店した狭山桐治は、いきなり開店初日からトラブルに見舞われる。
しかもそのトラブルはまるで超常現象。
実は主人公、喫茶店を開く前は二つ名付きの呪術師として仕事をしていたらしい……。


主人公の店を襲うのは、由来のわからぬ「球」。
呪術マニアのバイトの留美ちゃんと、どうやら「球」に魅入られたミキちゃんを連れて、主人公は喫茶店「ブラン」を守るために果てなき戦いへ……


と言うお話ではないようで、どうやら「非日常」に振り回される主人公と女性陣のちょっとシュールなファンタジー。
でも、主人公が大嫌いなGを撃退するシーンとかはまるで作者様の才能の無駄遣いと言いたくなるほどの戦闘描写だったり、交わされる会話のシュールさは、まさに作者様の真骨頂だったり。


三人の微妙に噛み合わない会話にツッコミを入れつつニヤッと笑いながら楽しめること請け合います。

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