大丈夫。ただの虫だから!

平凡な喫茶店のマスターを志す桐治。
そんな彼の元に、ある日妖しげな玉が……
平穏に暮らしたい桐治の思惑とは裏腹に、次々持ち込まれる不思議な玉。
可愛いバイトの女子大生たちと三人で、今日も玉会議。

どう見てもオカルトなのに、現実主義の桐治は全否定。
思い込み。ただの虫。
ホラーがホラーになりません。

だからこそ、引き込まれる。
ひょっとしたら、その辺にあるんじゃないか? 球。
私も玉を見つけて喫茶「ブラン」に持ち込みたい。
そしてもっと、彼らの活躍が見たい。

そんな気持ちになる、素敵な物語でした。

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