今どきの女子大生と、IQは高いが意思疎通が困難な不思議君、そして金は快楽の為にあると言っても過言ではない矮小な器のお調子者の社長。この時点でキャラクターの個性が如何に濃いかがご理解頂ける筈です(笑)
しかし、そんな強力なまでにアクの強い面々ですが、小説の内容は現実世界にも通じる法律や規則を始め、私達の知らない清掃業や会社の常識などがコメディータッチで描かれており、一種の社会勉強としても価値ある作品となっております。
そして現代社会が抱える問題と向き合うという点においても、中々に切り込んだ姿勢は素晴らしいと言わざるを得ません。時折入る女子大生の日常などが心を癒してくれる……筈(汗)
コメディーかもしれないし、新たな社会ドラマとも取れる。とある清掃会社の奮闘劇。一度読んでみては如何でしょうか?
お仕事小説のしっかりとした枠組みながら、それをぶち破るがごとき憎めぬキャラクターのぶっ飛んだライトな個性が魅力の本作。
オカルティックなテイストを隠し味としたクオリティの高い社会派コメディだ。隠し味・・・・・・隠し味かなぁ、最後これ~(苦笑)
タイトルを文字って、絶対にこの作品は読んで~と思いつけば、既に先人がいらっしゃる。
さすが。この作品の濃厚なパワーが引き出したのだろう。
禍々しい森の奥で外界と切り離され化け物と吹聴された者。
下々の者を踏み付け、己が会社の利に取り憑かれた者。
この両者が、作品の中では印象的だ。
人は生きる限りゴミを出し続ける存在だ。
汚物は、沈殿し、泥濘し。
足下を見ずに嵌まってしまった者はどうにも動けなくなってしまう。
放たれる異臭は、本当はそこから救いを求める叫びなのか。
臭くて重くてきつい、清掃業である。ともすれば、社会の底辺に滞る闇の部分に触れることもあろう。
しかし、なくてはならぬ。誰かがやらねばならぬ。
ゴミを掻き分け掻き分け、綺麗にせねばならぬもの、それは。
社会を形成する人と人との絆であり、心にこびり付いた頑固な垢なのかもしれない。
うん、いいレビューが書けたんじゃないかな? ん? それしても何だか最近、異臭が絶えない気がする。時間も無いし、業者さんに頼んでみるかな。さて、「あ、もしもし? カタナギ・ビューティさん? あの~・・・・・・」
――レビューは、ここで途切れている・・・・・・
女子大生のむっちゃんこと蓮下むつみさんは、ある求人広告を見て、お掃除会社へアルバイトとして入る。
そこには、個性的なキャラクターと無理難題な掃除案件が待っていたーー。
登場するキャラクターはみんな個性的で、まさにキャラクター文芸にふさわしい作品です。
例えば、高学歴で知識が豊富なノリゾーさん。頼りになるノリゾーさんだけど、どこかのんびりしていて、食べ物に関してはちょっと変!? なのです。 (どんな食なのかは本編でお確かめください♪)
ストーリー構成は、前半に散りばめられた謎や課題が、読み進めていくうちに、どんどん解明、解決していく流れとなっており、読み手はスッキリとした気分になります。
まるで散らかった部屋を掃除して、キレイになった気分。
そんな爽快感を味わえる作品です♪
むっちゃんたちお掃除業者が、全力で取り組む痛快お掃除小説!
お仕事モノが好きな方、スッキリ感を味わいたい方におすすめですっ♪
こんな話はこの作者にしか書けない、という物語があります。
これがまさにそれです。
個性的過ぎるキャラクター、しっかりと練りこまれた独特のコメディーセンス、そして胸に迫ってくる暖かなストーリー。
ヒロインのむつみちゃんは美人なのに個性が強烈すぎるし、ノリゾーさんはその母親含めてさらに魅力的かつとらえどころのないキャラクター、彼らをまとめる刀木さんはまた脱力感いっぱいで。
この三人が揃うだけで何気ない会話すらコメディー劇場と化しているのですが、さらに彼らの商売は掃除屋さん。
もう波乱まみれのような、それでも通常運転で乗り切って行くような、不思議なストーリーが雪だるま式に膨れ上がりながら突き進みます。
この辺りのセンスがまた作者ならでは。そして面白おかしく読んでいるうちに、暖かなエンディングへとなだれ込んでいきます。
そうそう読んでみないとその良さが分からない物語というのもあります。
これがまさにそれです!
ぜひ読んでみてください。
吹けば飛ぶような超零細お掃除企業の迷トリオが、超いわく付き物件のお掃除に奮闘するお仕事コメディです。
数々のキワモノキャラを生み出している作者様の才能がいかんなく発揮されつつも、もう一つの作者様の強みであるほっこりと心温まるストーリー展開であり、懐の深いつばきワールドを堪能できる作品となっております。
黙っていればかなりの美人なのに、言動がちょっと(?)変わっている、勝気で実は優しいむつみちゃん。
紙一重でアウトな方の天才、ずば抜けた能力の源はメシマズを通り越した独創的すぎる家庭の味にあるというノリゾーさん。
キャバクラへ通うためならば、誰の前でも土下座を厭わない、とことん情けないCEO、刀木さん。
強烈な個性の三人が繰り広げるミラクルサクセスストーリーを読めば、あなたの心もきっとすっきり! お掃除したてのような爽快感を得られるはずです✨
誰もが振り返る美貌を持つ元気な女子大生、むつみ。彼女がちょっとした勘違いで応募してしまったアルバイト先は、なんともショボい清掃会社で……!?そんなアルバイト先で、彼女がヘタレな社長やなんとも風変わりな同僚と協力しつつ(?)ハードな仕事に立ち向かう、痛快なお仕事コメディです。
登場するキャラクターたちは、みんな強烈な個性の持ち主。思考回路がそれぞれあっちこっちを向いていて、どうにもまとまりそうには思えない。それが、苦しい会社の経営という一つの目標に取り組むことでデコボコながらも動き出していく。それぞれの持ち味をうまく生かしながら努力を重ねる彼らの姿は、この上なくコミカルでありながら、諦めずに前進する大切さをじんわりと教えてくれます。
そして、泥まみれの努力の末に、彼らが手にするものは——?
個性がぶつかり合う面白さと暖かさ。常に心に活気を絶やさず進むこと。そんなジワリと暖かなものが底抜けに明るく濃縮された、ホカホカと体の芯が温まる素敵な物語です。
コミカルなお仕事もの。
この小説の一番の魅力といえば、やはり個性的過ぎる登場人物だと思います。メインの三人は当然ながら、主人公が通う大学関係の脇役たちも非常に濃い味を出しています。食べ物であれば間違いなく胃もたれしてしまうでしょうが、小説作品であればこれくらいぶっ飛んだ濃さの方が読み手として嬉しいです。最後まで飽きることはないです。
またこの作品、とても読みやすい! コミカルな作風に合わせたのか、シンプルな文体はストレスなく読め、テンポを殺すことなく物語に集中できます。ライトなストーリーラインもあり、一気読みしやすい作品かと。このリーダビリティは素晴らしいの一言です!
手軽でありながら濃いキャラを楽しめる作品。イチオシです!!
※食事中に読むのはお控えください。
お掃除業者にアルバイトをする大学生の女の子が主人公のお話です。
主人公は勿論の事、登場人物の個性は作者高尾つばきの真骨頂と言えるでしょう。その個性的な彼等が織り成すストーリーは軽快でサクサクと読み進める事ができます。
やはり凄いのは、キャラの行動や台詞が絶妙な物語進行をしていく面白さでした。色んな個性な人達が上手い具合にハマっていくテンポの良い構成。奇抜な設定なので収集がつくのか?と思わせますが、見事に収まっていく展開は爽快さを感じました。
そして、最後の最後でこれがくるのか!?というエンターテイメントの結晶!完璧でした!
ワクワクと楽しい、つばきワールドを堪能されては如何でしょうか?
注意
連載中、ある読者の方は昼食のお供に本作を嗜んでいた勇者でしたが、お掃除を題材にされている作品です。それなりの描写はあります故、どうか食事中に読む事はおすすめ致しません。
絶対にこの本だけは読んでおけ!!
新春にふさわしい「絶対に」面白い小説のご紹介です。
バツグンのキャラクター設定。
ノンストレスの文章表現。
くすくす、ぷぷぷ、必ず笑わせてくれる各エピソード構成。
読み手を幸せにしてくれる、今日も楽しかったと思わせてくれるこれぞラノベの王道です。
主人公むっちゃん達は前人未踏のプロジェクトに挑みますが、ワタシ達は心のお掃除。
スッキリ爽やか晴れやかに。
変幻自在のつばきワールド。
チャーミングな登場人物を、その生みの親をきっと好きになる「絶対に楽しい」物語です。
絶対にこの本だけは読んでおけ!(^_-)-☆
おめでたい新年は本作で明るく楽しく過ごしましょ(^_−)−☆
清掃業者を舞台にしたハチャメチャお仕事小説。
美人だが変人の女子大生・むつみさんがアルバイト先に選んだお掃除会社は、閑古鳥が鳴く零細企業でした。
社長も社員もみんなヤル気なし。僕なら速攻でバックレる所ですが、心を殺して仕事を続けるむつみさんに感動を覚えます!(感動ポイントそこかよ)
むつみさん自身もサイコパス風味なキレッキレのお転婆だからこそ、斜陽の会社を引っ張っていくことが出来るのでしょう。
アルバイトでありながら、会社を立て直すべく大手企業を訪れ、「仕事を下さい」と無心する様子は涙なしには見られません!(泣きポイントそこかよ)
本作は一度下書きに戻され、大幅にリライトされた小説です。
それはまさに、清掃され生まれ変わったピカピカの一軒家。
無駄を省き、洗練し、的確な断捨離によって本来の綺麗さを取り戻す清掃業者のよう。
清掃業界の裏事情や社会風刺も、ちらちら垣間見えます。
お馬鹿なコメディタッチかと思いきや、確固たる取材と下調べがあるわけです。
そんなの当たり前だろ、と思ったアナタ。それが出来ていない作品の何と多いことか! 頭の中だけで書いた作文の、何と多いことか!
本作はこの点だけでも、すでに頭一つ抜きんでています。
ライトなタッチの、働く女性を描いたお仕事小説。肝心のお掃除シーンがやや少ないものの、こういうのって今ブームなんですよねぇ。面白いです。オススメ!
潰れかけのお掃除会社を巡って、色々な登場人物が見事に弾けてくれます!
主要なキャラだけでも7~8人出てきますけれど、誰もが魅力的で個性的でどこか共感してしまう作者様のキャラ構成に脱帽です。
中でも自分が一番お気に入りになってしまったのが、「天下の旧帝」をご中退あそばされたノリゾーさん! 博識をもってボケもツッコミも担当される素晴らしい方です。ノリゾーさんLoveと言っていいほど面白いキャラでした。
全編を通して軽妙な文章で綴られるストーリーと、魅力的なキャラクターが織りなすボケとツッコミとサイコパスな会話、いったい彼らの会社は最後にどうなってしまうのか!?
面白お掃除会社の騒動記、お楽しみ下さい。ちなみに怯える人たちはたくさん出てきますけど、あんなことされたら大概の人はビビります(笑)