最初にいっておく。
あなたはきっと、騙される!
失礼致しました。
うふふっ♪
『最初にいっておく』は、お気に入りのキャラクターの口癖なのです♡
この小説は、恋愛をテーマに書かれているのですが、ただの恋愛小説ではありません。
驚くような仕掛けが多数ほどこされています。
けれどもそれが、あまりにも自然に、巧妙になされているため、読者様はそれと気付くことができません。
なので、ほとんどの方が謎が明かされたときに、キツネに摘まれたか、タヌキに化かされたような印象を持つことでしょう。
謎が明かされると一転して、ある程度先の展開が読めるようになります。
そして、読者様は気が付いてしまうのです。この小説は、絶対ハッピーエンドにならないということを。
それは、主人公たちが自ら選んだこと。
この世界は、そういうふうにできているのです。
過酷な運命に立ち向かう登場人物たち。そこでは、恋愛小説であることなど忘れてしまいそうです★
魅力的な主人公たち。脇を固める登場人物たちも、しっかり仕事をしてくれてます。
ワンシーン限りの登場に思えたあの人が、まさか、ここまで重要な位置を占めるなんて……。お見事です☆
恋愛小説なので、十代、二十代の方にお奨めです♪三十代はもちろん、四十代、五十代の方も若い頃に思いを馳せて楽しめます♡
ある程度の年代になると、ノスタルジックな雰囲気って、刺さるそうなんですよ?
Han Lu先生は一筋縄ではいかない素晴らしい先生です♡
中には、登場人物たちに思い入れするあまりに、『鬼畜』『魔王』などというケシカラン表現をする読者の方も……★
わ、私は、鬼畜なんて言ってないですよ?鬼畜とは……★
すみません。魔王は言いました★
でも、これは世界の総てを掌握し、時には非情な決断も辞さないその姿勢に敬意を表しての言葉なのです☆
長くなりましたので、そろそろ筆を置きたいと存じます。
語りは、オガワリンコさん……本名、オガワスズコさんとスズコ繋がりで、三森すずこさん演じるラブライブ!のキャラクター、園田海未でした☆
魔女っ子★ゆき?
『リア充爆発しろ―――っ!』などと叫んで近所迷惑だったので、仕留めておきました。ふふっ♪
Han Lu先生、お疲れさまでした&素晴らしい作品をありがとうございました♡
最後に、ここを読んで下さっているあなたの心に、この作品が染み入ることを祈って。
『あなたに届けっ!ラブアローシュート💘』
女子高生カグヤイサミは鼻持ちならないくらいに人生に自信満々な女の子だったけど、なんかあっさり死んでしまった。
生まれ変われるチャンスがあると知ったのに、そんなのどーでもいいと言い放つ。
ところが、彼女が一つだけ言った願いに世界は反応して、彼女は再び命ある世界へ。
なんか彼女には絶対に忘れたくないことがあったのに今はそれを憶えてない。
そして彼女は最初に感じた違和感を忘れつつ高校生ライフに戻っていった。
さて、この先どういう話が展開されるのか?
いや、イサミちゃんが主人公かどうかも怪しい。
この話、侮るなかれ。
三話読んだら作者さんの術中にはまりますこと請け合います。
そして、物語が終息に向かう時に味わう感覚は、多分今まで経験したことのないもののはず。
久々にハマるという感覚を味わいました。これはハマる。
メインキャラのうち三人の女の子はそれぞれに個性があって良い子なんだけど、ほんの少し鼻持ちならなかったり、ほんの少し自分勝手だったり、ほんの少し冷淡だったり。思春期ってこうなんだよねって、それぞれに共感できてしまいます。キャラの造詣が上手だなあと思います。
そしてそして、ヒーローであるところの先輩については言うことはありません! 女子はこういう男性が好き! 好きったら好き!!
とにかく読んでハマっちゃってください。男子諸君もぜひ参考にしてください。こういう人がモテるんだよ!
冒頭から、高校生たちが主人公の恋愛ものにしては、主人公たちの恋愛に対するクールな言動が目立ち、一瞬「これは普通の恋愛ものではないのかな?」と思ってしまいます。
しかし、心配することなかれ。本作はキチンと高校生のレンアイを描いています。
一方で、恋愛小説にしては珍しく「謎」が置かれているのですが、これが実に巧妙に仕組まれており、最終話を見たあなたは、きっと一話目から読み返して「あぁ!」と思ってしまうに違いありません。
ドロドロした恋愛ものに疲れたら、ぜひご一読されることをおすすめします。回りくどい、でもとってもストレートな恋愛ストーリーがここには広がっています。