スキマ時間にちょこっと読める、そんな作品になりそうな予感

 異世界の飯テロといったら異世界食堂が思い浮かぶ。
 日本の食堂に剣と魔法の世界の住人たちがやって来て、美味しいご飯を食べていくお話。それだけなのに何だかほっこりと出来る連続短編集だ。
 これはそんな異世界食堂と対を成す作品に仕上がりそうな予感がする。
 異世界食堂とは対照的に訪れるのは異世界の食堂。そしてお客はサラリーマン。だされる料理は異世界の珍味。
 異世界食堂とは何もかも反対な作品だが、料理の対価がスーパーで買える調味料だったり、食堂のお客が魍魎もびっくりの人外さんだったり、料理人や食材を食堂に持ち込むエルスのお姉さんたちが強気な美人だったりと、異世界好きや人外好きにはたまらない要素がてんこ盛りなのも嬉しい。
 問題は作者様の気力が続くかどうか。
 ちゃんと10万文字まで本作が執筆されますように。
 
 
 

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