とても優しいこころ


頼れる人がいなくて、たった一人で自分を守っていた少女。傷つかないように、必死に自分のこころを覆うヨロイを幾重にも重ねて、ぎりぎりの状態で生きていた少女に、同じホームレスの男性が、彼女に誰も教えてくれなかった、生きかた、を教えてくれた。

居場所がない、って本当に辛くて、でも助けを求める相手はいなくて、必死に強がって生きている主人公がいとしいです。
そして、そんな彼女を見守る優しい人も。

銀杏の描写もとても素敵です。銀杏の葉っぱを拾って私もしようと思いました。

作者様へ
「秋を題材にした物語、詩集」企画へ参加してくださりありがとうございます。
私にも、彼の奏でる音色が聞こえた気がします。

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