あとがき



はい、というわけで、しろもじのカクヨム処女作「Replace」は予定通り、第十話で完結いたしました。


初めてカクヨムで書くと言うか、ネットに上げた二作目の小説なので、拙いところもあったかと思いますが、それでも目を通して頂けた方には感謝の言葉を。


本当にありがとうございます。


今までも小説というものは何度か書いたことはありました。でも、その大半が、完成せず、挫折したり、放置したりしたものばかりでした。


いわゆる下書き(設定やプロット)を作って満足しちゃう、みたいな。


でも、ようやく(完成度はともかく)最後までキチンと書き上げることができました。


これはやっぱり「読んでもらえる」ということが大きかったのは間違いないです。でも、実はそれともう一つあります。


それが「完成度を気にしすぎない」ことです。


今までは、ある程度書いて、数週間間を開けて、読み返して、破棄する、ということを繰り返していました(笑)。物語が途中で破綻したり、内容が変わってしまったり、盛り込みすぎて処理しきれなくなったり……理由は様々ですが、まぁいわゆる先送りってやつですね。


「やっちゃえ、しろもじ」


某自動車会社のCM風に言えば、こういう感じで、今回かなり割り切って書くことに専念しました。


まぁ、物語の構成力とか、文章力とかは、今後の課題ということで(上がるとは言ってない)。


さて、最後にこの「Replace」に少し触れておきます。


読まれた方は分かると思いますが、最近盛んに言われている「人間がAIに仕事を奪われる」ことがテーマになっています。


ネット上でもそのような記事はたくさん掲載されており「AIに置き換わる職種はこれだっ!」みたいなのも見かけるようになってきました。


そういう小説や映画も、過去を含めてたくさんあります。そしてそのほとんどが「人間 VS AI」の構図になっています。


でも、本当にそうなのかな?


と思ったのが、きっかけです。もちろん、今の状況は確かに人間の仕事が奪われていくようになっています。


でも、もっとAIが進化して、人間ほどではない「理性」や「感情」を持ち出した時、人間が作り出したAIが人間以上に横暴になったり、人間を追い出したり、滅ぼそうと考えたりするのでしょうか?


全く無いという保証はありません。でも、人の手が作り出したものに、そこまで不信感を持って接するのが正しいのかも分かりません。


「こういうこともあるんじゃないかな?」程度にお読みいただければと思います。


私は基本的に「ハッピーエンド」が大好きなので、これをディストピアなダークな終わり方をさせたくはありませんでした。だから、こういう結末になったとも言えるのかもしれませんね。


二足歩行ロボットが社会に進出、というのは、まぁ私もあり得ないと思っていますが(笑)。


ちょっと長くなってしまいました。蛇足にならぬよう、この辺にしておきましょう。


次回作も、今一生懸命書いています。


今度はもっと「即興小説」に近い形で書いていくことになるかと思います。もうちょっとライトよりのものになるのかな? 


掲載時には、ご一読頂ければ幸いです。

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Replace しろもじ @shiromoji

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