教授、部活荒らしの旅に出る

 今回は穂咲ちゃんが、つぎつぎと部活に体験入部するお話。
 
 が、そこはそれ、あの穂咲ちゃんのこと、つぎからつぎへと珍妙な事件を起こし……。

 というわけで、「5冊目」です。

 今回は、一見はちゃめちゃな穂咲ちゃんが、じつはその素直なハートの奥にはとても大事な物がすでに宿っているというのが隠れたテーマ。

 料理部のつくった見事なお膳に、とても大切なものが欠けていることを見抜いたり、茶道部ではなんの知識もなく正確な作法でお茶碗回したり、弓道部では、そうです、弓道は的に当たらなくてもいいんです!

 新陰流の流祖上泉信綱はいいました。

「普段稽古が見苦しくとも、盤石の下に敷かれても滅さぬ心を持つ者こそが名人である」と。

 そんな極意をすでに会得している穂咲ちゃんが選ぶ部活は果たして何か?

 そして、日誌の最後に明かされる道久最大のピンチとは?

 ってな、感じで、今回もゆるく、ほんわかと秋山が立たされ……てないですね、ハイ。

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