140字で伝える言葉の宝石箱。

140字って書いてみると、ホントに僅かの文字数です。
小説なら冒頭の情景描写の一部で終ってしまうでしょう。

思いついたままに言葉を書き出せば、あっという間で結局何も書いてないに等しい内容だったりします。

しかしこの小説は不必要な言葉を極限まで削除して、削除して、削除した先に、大切な言葉だけが詰まっている。そんな作品です。

140字の言葉に何度心を揺り動かされ、自分の内から湧き出てくる想いや言葉で溢れてしまったことでしょう。

人の心を動かすのに、140字あれば充分なのだと、感じさせてくれる作品です。

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