毒林檎のように甘い、青春の1ページ

あまりに甘々で、それでいていたずら心に満ちた青春に、思わず胸がときめいてしまいました。何というか、青春の1ページを切り取ってハチミツに浸したかのような物語です。
そして何より、ヒロインである雪菜のメルヘンチックな語りが非常に魅力的でした。「白雪姫は何度読んでも何度読んでも、懲りずに毒林檎を食べるんだよ。もう懲りたでしょってぐらい繰り返し読むのに。相変わらず、飽きもしないで」この台詞の発想には、完全にやられました。まさかそんな物の見方があるとは……。

それにしても、ヒロインである雪菜のキャラいいですね。雪菜、白雪姫なんかじゃなくて魔女なんじゃ? 主人公、甘々の毒を盛られちゃってません?

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