やり直すオークショニア

作者 岩澤豆樹

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★★ Very Good!!

本作は小気味良いテンポ(まるでオークションのそれに似ている)で話が進んでいく。
お仕事系ミステリーにラブコメ的な要素がプラスされているという印象。

言葉の選び方が良いのか、内容がすんなりと頭に入ってきて映像として理解しやすいのがとても良い。
なにより、オークショニアという仕事について語られるところが楽しい。自分の知らない職業という事もあるが、こういう世界があるのかと興味をそそられるのも、作品をもっと読み進めようと思う要因の一つだろう。

しかし、まだ過去に戻った事についての真相は不明のまま(第4章終了時点)なので、ここからのミステリー的アプローチに期待。
オークショニアに気を取られて、ミステリーという点での大事なポイントや伏線を見逃している可能性があるのではと感じるので、すでに読んだ方ももう一度読み返してみては如何だろうか?

★★★ Excellent!!!

オークショニアという新しい世界を知りました。ほうほう、なるほどと頷きながら(なかなかに勉強にもなります。笑)、主人公がどうなるのか気になります。大人キャラのお話なのもgood!

★★★ Excellent!!!

まず設定が絶妙で面白いです。
社会人が大学生や小中高生に戻る話というのはなんとなく聞きますが、33歳でバリバリ働いている人が26歳の頃に戻る。
新入社員の頃に戻るのではなく26歳に戻るというのがまた絶妙。
一見、順風満帆で仕事を愛し生きていると思われる人にも、ほんの少し見方を変えるだけでまた違った人生や出会い、楽しみがあるのだなと、思わず自分の人生まで重ねてしまいました。

最後に余談です。
まだ連載中の段階で読みましたが、最高にもどかしいところで止まってしまいました。笑
早く続きが読みたいです。

★★★ Excellent!!!

 岩澤豆樹さんは、「姉の厨二病喫茶がつぶれそう」で、第二回カクヨムWEBコンのラブコメ界隈において一世を風靡された方です。
 その丁寧なんだけどどこかイカれてる感じの文体といいい、話の美しさといい、稀有な作家だなという認識を持っておりました。

 それが今回満を持して、ノベゼロ参戦という訳で。
 いったいどんなものを書くのかと、期待して読んだ次第ですね。

 いつものエキセントリックなギャグが飛び出してくるかなと思いきや――なにこれお仕事コンの応募原稿!? というくらいの、濃密なオークション描写に度肝を抜かれました。

 何度も何度も、七年前の、新人研修の場へとループする主人公。
 オークショニアとしての栄光を掴み取る途中の彼は、どうにかしてそのループを終わらせて、本来の自分の居場所に戻りつきたいと思います。

 しかし、そこにヒロインの市柳さんが絡んできて――どうやら彼女が、このループの鍵ではないかと睨むのだが。

 というんが、今のところのお話。

 この先どういう話が展開されていくのか、非常に楽しみな作品です。
 上質なミステリに飢えている、大人な諸兄は、是非およみになられてはいかがでしょうか。きっと、後悔させない作品ですよ。おすすめです。