月の雫のセレナーデ

水面に映る 下弦の月が

まるで 舟のようだねと

笑っていたあなた


今 あなたは 月の舟に乗って

銀河を旅してるの?


星めぐりの歌 歌いながら


うつつでは 叶わね恋でした


あなたの夢が大好きでした


逢いたいと思う願いが

宇宙を駆け巡り 今 歌になる


永遠の時の河を流れる

月の雫のセレナーデ


眠れぬ夜は おぼろ月


優しいあなたの温もりを

思い出しては涙する


あなたは 嘘つきね 私を


永遠に 離さないと言ったのに

どうして 星になってしまったの?


蒼く冷たく 降り注ぐ 月の光が

氷のような 旋律を 奏でる


逢いたいと 謳う言の葉は

吐息となって 切なく響く


いつまでも 心の河を流れゆく

月の雫のセレナーデ

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