2000年代後半のラノベが好きなら合うのではないかと

辛口感想
web版10章まで読了かつ書籍版未読
ヒロインたちに迷惑をかけられてもなんでも許すやれやれ系主人公と主人公を慮ろうとしない女性陣(+教授)が織りなすファンタジー作品。
主人公に卑屈さを除けば不快さは感じないし、設定はいいし、文章も読みやすいのでサクサク読める作品ではある。しかし、ヒロインの見せ場を出すために段々と主人公が舞台装置と化していく点と、そのヒロインたちもかなり似通ったキャラばかりで取り合いばっかりしていることかつ、ヒロインの行動の所為で主人公が命の危機に陥る羽目になったりするのでヒロイン1人1人にあまり好感が持てない点が残念。しかも、あるヒロインは最新11章で主人公の意見無視して強引に同行するとか成長している様子も見えないのでそこも難点。
そのようなヒロイン陣でも物語を楽しみたいと思えるなら良いファンタジー作品として読めると思う。
辛口で文句言っている自分が10章まで読み切れたのだから。

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