小さな町の小さなバイク屋さん

小さな田舎町を舞台に、日常の足としてのバイクを扱う店主が主人公で、ほのぼのとした交流が楽しめる作品です。バイクの改造や目的に合わせたカスタムを施す描写も興味深いです。

一方で欠点もあり、特に悪役の描写というか、切り分けがかなり雑です。舞台となる都市は市町村合併によって大きな市になった設定ですが、その1地方に住む人々は全て悪性の人物と描写されていて、現代日本を舞台にする作品としては突拍子もないというか、唐突な粗雑さを感じます。

総体としては面白い作品ですので、一度読んでみて判断することを薦めます。

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