恋人たちは、どんな世界でも恋をする。

ディストピアな割に、あっけらかんと「生と死」を日常として扱っている人々の群れ。
イメージは、閑散として清潔なそうな、白っぽいパステルカラーでしょうか?
でも内側には、赤い肉が見え隠れ。

そんな社会に疑問を抱くとか、あんまりありません。

とうに種として『答え』を出してしまったと後だとしても、その先もヒトは生きている限り、生きていくのでしょう。

だから恋が始まり、恋をして、恋を終わらせるのも、まだやってます。
仕方ないですね。

一人称で軽妙な文章です。
ギミックやトリックを楽しむタイプのSFではありません。
割り切るのが難しい、心の揺れを感じてみてください。