あの日、僕らは
- ★★★ Excellent!!!
「悪の秘密結社によって、意思に反して造られた改造人間」。
現代においては、それを題材にした新作が作られることは、あまりない。
それは、当時の時代背景を抜きにして語ることはできないだろう。
当時は東西冷戦真っ只中。
イデオロギーの異なる二つの超大国は、来るべき「次の対戦」に備えて、ヒト、モノ、カネを惜しみなく投入して新技術を開発していた。
結果、科学技術は日進月歩に発展し、当時は夢物語だった概念も現代においては当たり前のものになりつつある。
サイボーグ技術もその一つだ。
そして、冷戦は終わった。
……つまり、現実の世界においてはサイボーグ戦士の活躍の場が、相当に限られてくる。
そこで「剣と魔法のファンタジー」。ここには何の制限もない。余計な配慮もいらない。
そこには、かつて我々が憧れたヒーローの姿がある。
人々の愛と自由のため。これは、時代が変わっても、世界が変わっても、ヒーローが戦うに足る充分な理由だ。
戦え! ダイアナイト!