最後まで読んで『なるほど』と思いました。『そう来たか!!』みたいな。お侍との会話の途中で一つ目の残酷なオチがあるのですが、その残酷なオチすら救いのように感じる、さらなる悲劇的なオチがラストに待っています。この短いショート小説のなかで、2重のオチを用意し、さらに人と鬼の正義と身勝手さと、善意の押し売りの害悪などを描ききっているのはすごいと思います。
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