五線譜への応援コメント
「五線譜」を読みました!
誰にでも優しいひとが嫌い、という語り手の考え方すごく分かります。
同じくヴァイオリン教室に通う彼が原因であったことについては、
きっと語り手が心のどこかで期待を抱いていたということだと思いますが、
彼にはもちろん悪気はないわけで。そこが厄介で、どうも人間というのは
複雑な生き物だなあと思いましたね。
「どうしようもないくらい」好きだからこそ突けはなすような言動をとった
あたりが、印象に残りました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
みんなに優しい人って、それが普通なので本当に誰に対しても同様に優しいんですよね。だから優しくされるとつい「もしかして自分にだけ?」と思ってしまうのかもしれません。
その優しさは美徳であると同時に、罪作りだと思いますが意地悪な人よりはずっと良いですよね。
臆病 (勝手にお題【ごめん、愛してる】パターン3)への応援コメント
「臆病」を読みました!
沁みる作品です。具体的には、転校を機に彼へ別れを切り出す彼女の、
その奥に隠された優しさですね。外的な条件で別れるのではないよ、と彼に
伝えるかのような彼女の行動には拍手を送りたいです。
それから、「私達はまだ子どもで、世間の理不尽さに打ち勝つ力なんて持っていな」いというフレーズ。過去に同じような考え方をしたことがあったので、
響きました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「私達はまだ子どもで~」の部分、同じ事を考えていた方がいらっしゃったとは! 子どもだって大人の様に悩み、自分の無力さに涙を流すのだと思います。
彼と彼女が高校生ではなく大学生だったとしたら……高校が全寮制(もしくは寮生もいる)学校だったら……きっと違った未来が待っていたのかもしれない。そんな作品にしてみました。
一喜一憂 (勝手にお題【ごめん、愛してる】パターン2)への応援コメント
「一喜一憂」を読みました!
普段から愛情を抱いているけれど、それをあえて口にしない美学も
あると思います。この「僕」の内面では、きっと彼女に対して嵐のような
猛烈な愛が宿り続けているんだなと考えたりしました。
タイトル、いいですね。一言で感情が揺れ動く彼女の有様が表現されて
いると思います。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
男性って、なかなか好意を口にしないものだと思うんですよね(……まあ、そうじゃない男性もいるとは思いますが)対する女性って、好意を口にして欲しいと思う人が多数ではないかと。
そんなところから生まれた作品です。
決意の時 (勝手にお題【ごめん、愛してる】パターン1)への応援コメント
「決意の時」を読みました!
友情と恋愛、究極の二択ですよね。
突き詰めれば、友人の幸せをとるか自分の幸せをとるか。
自分のために生きることほど難しく、頭を悩ませるものはないですね、
その部分に共感しました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
友情と恋愛って、お互いに別の人を想っていれば両立することは可能ですが同じ人だと途端に難しくなってしまいますよね。「同じ人を好きな者同士どちらが付き合っても恨まない」という友情もありますが、やっぱりどちらかの想いが成就=どちらかの想いが破れる となると、切ない気がします。
空と風と (【雨の日に】彼女ver.)への応援コメント
「空と風と」を読みました!
青春果汁100パーセントな作品ですね。
「彼」が自分を犠牲にして、語り手に制服を貸していたのがしびれます。
素っ気ない優しさ、というか。
また、「明日返さなきゃ」という部分では、語り手と「彼」との関わりが続くことになっていて、幸せな予定ができたんだろうなあ、と想像しました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
青春果汁100%……確かにそうですね(笑)
こんな事をやられたら、私なら好きになってしまいます。
この話ですが、続き……ではなく、彼視点の話もあったりします。彼視点も終わりが一緒なので、いつか続きを書きたいと思っています。
FLAMEへの応援コメント
「FLAME」を読みました!
何でもない関係性を続けていたひとにはじめて好感を抱くようになったとき、おのずと違う世界が始まったような感覚に陥ります。そのイメージを具現化するとこの作品のような感じになるのかな、と思いました。
個人的には、彼が去って行った後に残されたのが、「静寂と熱さと飲みかけのコーラ」だったというあたりが特に気に入りました。こういう表現、なかなか浮かばないですよ。
タイトルの「FLAME」にはどんな意味があったのでしょうか?
すごく気になります。
星沢さんの作品には、だれもが持っているような共通感覚をうまく文章に落とし込んで読者を引き付ける、そんな不思議な魅力があります。
ほかにも作品があったら、ぜひ一読してみたいですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
タイトルの『FLAME』ですが、意味に“情熱・燃える思い・恋人”などがあったので、字は違いますが夏の暑さ、これから思いが燃えてやがて恋人に……? の思いを込めてタイトルにしました。
こういった、今までなんとも思っていなかった人に……は好きなテーマだったりするので、表現が単調にならない様に頑張りたいと思います。
仮面への応援コメント
「仮面」を読みました!
彼を辛さに溢れた海から解放してあげるために、自分から「さよなら」と切り出すことができた語り手は強いですね。
それから、個人的には「泣けないわたしの代わりに雨が降ってくれればいいのに」というフレーズが特に印象的でした。切ないですが、とても綺麗な表現です。
「行かないで」という一言が仮面を外した語り手の本当の心情であって、この作品の魅力を一言で置き換えている、そんなことも考えたりしました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
実を言うと「泣けないわたしの~」のフレーズは、この話の中で一番書きたかった表現だったので印象的とおっしゃっていただけて嬉しいです。
彼女は彼の為に強く在ろうとしましたが、世の強いと言われている女性って比較的こういうタイプなのかもしれないと個人的には思っています。
出せなかったラブレターへの応援コメント
「出せなかったラブレター」を読みました!
深い作品ですね。好きな人への悩みが尾を引いて寝不足になったり、
「親友」という言葉が皮肉にも自分を苦しめたり、と。決して
気付かれることのない想いを必死に片付けようとしている姿が読んでいて
沁みました。
平行線を交わらせるには、「親友」という垣根を取っ払って、いっそのこと
曲線的な関係になるしかないですよね。でも、そうすると元の居心地のいい
関係に戻れないので難しいですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
このまま想いを伝えなければ、辛くはあるけれど傍に居ることは出来る。けれど想いを抱えたままでいるのは辛いから、伝えたい。
居心地の良さを取るのか、伝えて楽になる方を取るのか……主人公はどっちも取る為に差出人の名前のない手紙にするという方法を選びました。字を見れば判ってしまうかもしれませんが(しかも失恋確定)
告白して、自分も恋愛対象に成り得る存在だと認識させるのもありだとは思いますが、いざ自分の立場になると難しいですよね。