謎×恋×笑い。
お馴染みの軽妙なかけあい。
そして新たな登場人物。
何度も笑わされ、最後まで気持ちよく騙され、そして胸キュンのラストは、にやけてしまいましたねー。
青春、頂戴致しました。
読み終えて二回読み直したのです。謎が解けた後に読むと、また違った見方が見えてきて何度も楽しませて頂いたのです。
作者様を作中の夕風の言葉を借りて言い表すなら
「君は我を楽しませる天才だ」
この一言に尽きます。
読了後、あなたは感嘆しながら笑顔で唸ってもう一度最初から読みたくなっているはず!
本心かつ全力でオススメできる最高の謎と恋と笑いの物語、是非ご堪能あれっなのです(๑•̀ㅂ•́)و✧
正体を現さぬこと陰の如く、
狙った金品を奪うこと雷の如し。
あの怪盗XXが帰ってきた。謎も暗号もパワーアップ。十一郎の片想いも、夕風の奇天烈振りも健在。そして今回も、もらった予告状をラブレターだと言い張る十一郎のヘタレぶりが涙を誘う。しかも今回は暗号解読のプロまで登場。
縦横に張り巡らされた怪盗の罠。まるで導火線のような伏線。謎また謎のストーリーに、ラブコメが挟まり、その合間にさらに謎かけが挿入されているという多重設計。
今回も楽しませていただきました。そしてなんと、謎かけのうちの一つ、初めて読めました……半分だけだけど。「生き返り」だけ。他は難しすぎる(笑)。
今回は前作よりも複雑かつ複雑なプロットになっており、話の構造もちょっと凝っている。一回読んで謎が解かれたあとに、もう一度読む楽しみも追加されている。
果たして十一郎のハッピーエンドはあり得るのか。なんか、無いような気がしてしょうがないんだけど(笑)。