エピローグ:前途多難
☆
今僕は病院のベットにいる。
内臓にまで到達していた切り傷だが、奇跡的にも全て
何でも出血が適度にとどまり、縫合が済むと同時に切り傷すら見えなくなっていったらしい。世の中には何とも不思議なことがあるもんだ。
姉はイラついているように見せ、チラチラとこっちを心配してくれていた。
父も胸を撫で下ろしており、姉の対応を褒めていた。
一方、母は僕を見るなり卒倒した。
おかげで面会もそこそこに、母の精神衛生上、家族は早々と病室を去っていた。
一命を取り留めた僕。
「…ふう」
明日から月曜日、学校も始まる。
明日には異世界に戻ってるわけだが、はあ、キスの件どうしよう
ぎこちなくなったりしないかな…
とりあえずは少女と僕のキスの件である。
…あれ、これって事案か?
前途多難だ。
違世界日帰り生活で、僕は一日一善を心掛ける。 矢多ガラス / 太陽花丸 @GONSU
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