主人公の容赦なさが魅力の作品!

よくある勧善懲悪モノでは、主人公が敵を許し逃がしてしまったために何度も襲われる……といった展開があります。
散々悪事を働いた敵が、しれーっと味方サイドについている……という展開もよくあります。
そういう描写を見るたびに、私はイライラ・モヤモヤを抱えてきました。
いわゆる『カタルシスに欠ける』というやつですね。

本作はそれがありません。
悪い奴が徹底的に抹殺されます。
主人公は容赦なく敵を叩き潰しますが、『やりすぎ感』が出ないようなヘイト管理が上手なので、すっきり楽しく読めます。
クズがいかにクズかが丁寧に描かれていることや、主人公の容赦なさについて周囲が『肯定しない』ことがその要因だと思います。
周囲が主人公の言動を全肯定するのではなく、ドン引きすることにより絶妙なバランスが保たれているように感じます。
あ、でもバレリア先生は流石に可哀想かも(笑)

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