内容は勿論、文章の表現が美しい

 ファンタジーや異世界のジャンルが台頭している今の時代に純粋な恋愛ジャンルでここまで「良い」と思える作品には久々に出会いました。 
 まさに2000年代後半から2010年代前半の頃のラノベを彷彿とさせるような何かを感じました。

 内容に関しては、一見、高校生同士の恋愛というシンプルな設定のように思えますが、元恋人で義理の家族という特有の設定が上手くアクセントになっていて新鮮でした。
 
 文章に関しては、心情や情景をただ描写するだけでなく、文体自体が一つの芸術作品であるかのように美しく構成されており、表現にこだわりを感じました。

 現在発売されている書籍も購入したいと思っています。
 是非この気持ちを感じてほしいので、読んでみてはいかがでしょうか?