概要
精霊使いを巡り陰謀渦巻く帝国で、少女は運命に立ち向かう。
ある日、精霊の存在を感じることができる少女マリポーザが住む村に、精霊使いであるアルトゥーロ特別参謀と、護衛のフェリペ大尉率いる陸軍中央部隊特殊任務班が到着した。アルトゥーロはマリポーザに精霊使いの素養があることを見抜き、帝都に連れ帰ろうとする。
若くして即位した新皇帝に自分が利用されていることを自覚しつつ、マリポーザを精霊使いの弟子にすることで政権争いに巻き込むアルトゥーロ。
それをわかりながら、大切な人を守るために口をつぐむフェリペ大尉。
何も知らない少女は夢に胸をふくらませて、大人の思惑と保身が交差する帝都へと旅立つ。
若くして即位した新皇帝に自分が利用されていることを自覚しつつ、マリポーザを精霊使いの弟子にすることで政権争いに巻き込むアルトゥーロ。
それをわかりながら、大切な人を守るために口をつぐむフェリペ大尉。
何も知らない少女は夢に胸をふくらませて、大人の思惑と保身が交差する帝都へと旅立つ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!精霊と、精霊使いの物語。そして、人と人の物語
『精霊』の存在を感じる力があるけれど、ひとには信じてもらえない。そんな境遇の中にある、主人公の少女マリポーザの村に、精霊を操るという精霊使いがやってくる。マリポーザは素養を見いだされ、精霊使いに弟子入りすることになります。優しい文体でつづられる物語は、そこからゆっくりと始まります。
いかにも王道ファンタジー。しかし、それだけではないのです。
この先マリポーザは修行とかするのかなあ、というノリで読み進めていましたら、なんだか雲行きが怪しくなってゆきます。
あらすじにある通り、マリポーザはだんだんと大人たちの思惑に巻きこまれてゆきます。物語が動きはじめてからは息もつかせぬ展開になってゆきます。…続きを読む