第3話挑戦手紙

○タイトル

   「映画村探偵団ー消えた清水能舞台」


○タイトルバック

   京都嵐山の全景。


○映画村、内

   待機中の撮影隊と俳優達。

助監督「雨が止みました。撮影に入ります」

   皆、あわただしく動き始める。


○撮影所、17スタジオ脇

   6人がいる。

   後ろをスタッフが通る。


スタッフ「お疲れ様でした」

6人「おつかれさまでした!」


木村「あら、原田さん、これ?」

   原田の腰に手紙がはさまっている。

原田「あれ、いつのまに?」


高田「スパイがいるんやわ、この撮影所の中に」

   皆の不審な顔。


○フラッシュ

   監督、役者、スタッフの顔が次々と浮ぶ。


○もとのスタジオ脇

   6人がいる。

山本「誰かさっぱりわからん」

原田「全然気づかへん。プロや」

木村「プロと言えばアクションチーム」


山本「それはないだろう」

高田「剣戟会かなあ?」

原田「殺陣はやっても忍者はヤレン」



高田「そやなあ」

亜紀「それよりも」

太一「手紙の中身!」


原田「そや」

   原田、ゆっくりと手紙をめくる。


○手紙の文字

   「水無月の長刀鉾に誘われて

    流れ去り行く清水能舞台」

   

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