消えた清水能舞台
きりもんじ
第1話国際オークション
またもや変面から挑戦の手紙が来た。「水無月の長刀鉾に誘われて流れ去り行く清水能舞台」と書いてあった。まさか、あの清水が盗まれるのか?
いつ?どうやって?A探偵団と府警の刑事が密かに動く。
○梅雨時の京都
鴨川
○同、嵐山
○シネマ村、正面
○同、内、屋敷町
雨が降っている。
待機中の撮影隊。
原田を除く5人がパイプ椅子に座っている。
木村「いやな雨」
高田「ほんまやねえ。これからうっとうしい日が続くわア」
亜紀と亮太、遊んでいる。
原田が現れる。手に新聞を持っている。
原田「山本先輩、これ」
皆、覗き込む。
○新聞の紙面
金閣の写真。
「カタールの国際オークションにおいて、特別出品『金張りの
日本寺院』がアラブの国王より100億ドルで落札!!」
驚くみんなの顔。
○京都府警本部、正面
○同、本部長室、内
山本本部長と出羽、亀山がいる。
本部長、新聞をかざしながら、
本部長「これは間違いなく盗まれた国宝だ」
出羽と亀山「どうもすいません」
本部長「謝ってもらってもしょうがない。大事な事は変面一味に大金が
転がり込んでくると言うことだ。連中はもっと大胆に挑戦してくるぞ」
出羽と亀山、顔を見合わせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます