第3話

「どわっ」


「おい、驚かすなよ」


部屋に戻るとなぜかベッドの上に響子が寝転がっていた。


「僕に何の用?」


「別に。久しぶりだから色々聞きたくなっただけ」


響子とは久しぶりすぎてなんか気まずかったが向こうから話しかけて暗たので良かった。


「でさぁ、K市に住んでたんでしょ。どんなとこなの?」


「まぁ都会かな。大抵なんでもあったよ」


「いいなぁ。あたしも行きたい」


「でもやっぱこっちの方が好きだな。そうだ、おみやげがあるよ。気に入ってくれたら嬉しいんだけど」


「え〜!これロクシタンのハンドクリームじゃん!めっちゃ嬉しいよ。おにいちゃん女子力たかいね!」


僕は女の子にプレゼントを選んだことなどなかったので少し困ったが、母にアドバイスをもらい何とか選ぶことができた。


思ったよりハンドクリームが高く、お小遣いがほとんど無くなってしまったのだが。


響子はベッドに仰向けになりながらニコニコ笑っていた。


どうやら僕のチョイスが喜んでもらえて良かった。彼女は笑うととても可愛かった。




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人形遣い 天城雪子 @615494

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