イケメン青年二人が、様々な出来事を経て互いへの恋心を自覚し、手探りで近づきあいながらやがて実らせていく、BL小説です。
この作品の私的高ポイントは、片方のイケメンの元カノが、男子二人のキューピッド役を買って出るところ!
BL作品って、女子キャラは女性読者から疎まれることが多いような気がしますが、ここに登場するリナ(華麗に腐女子に転身!)は凄いです!
圧倒的パワーとバイタリティ、不屈の精神と持ち前の明るさでストーリーをどんどん引っ張ってくれます。
彼女がいなければ、何かとこじらせがちだった男子二人はうまくいかなかったかもしれません。
この三人、何かと一緒に飲みに行く。すごく楽しそうで、「私も混ぜて!」って言いたくなります。
お洒落なバーやレストランなどを舞台に展開する、お洒落な男女によるラブストーリー。
上質かつ甘ーい空気を味わえます。
BLになじみがない人でも、純粋に楽しめること間違いなしです!
小学校からの幼馴染みのハイスペックイケメン二人。
気心が知れた者同士、いつものカクテルバーで静かに穏やかに過ごすのは、何ものにも変え難い、そして他の誰かとでは得難い、かけがえのないひとときだ。
そう。
自分の隣にいるのは、彼でなければならないのだ──
自分の内に積もるそんな思いに気づいた彼らが愛の形に悩み、お互いのスタンスの違いに悩み、未来に悩みながら心を通わせていく物語。
性別を越えて恋愛するということの深さと難しさを、作者様はその豊かで繊細な感性で描こうとされておられるのが伝わってきます。
自分の感情に正直で、ストレートで、直感的に行動ができるスポーツマンタイプの吉野。
一方、冷静沈着で物腰柔らか。けれども自分の心の内にはなかなか人を踏み込ませないインテリタイプの岡崎。
正反対な二人が時にぶつかり、すれ違い、それでもお互いを思いやり求めていく姿に、読者はじれじれしたり、ほっこりしたり、キャッと照れたりとすっかり魅了されてしまいます。
吉野の元カノ・リナの登場で彼らの感情はさらに掻き回されますが、その三人のやり取りも回を追うごとに味わい深いものになっていきます。
BLという言葉で簡単に片付けられない 、“人を愛するということ” をテーマにした珠玉の恋愛小説です。
「両片想い」って知っていますか? しかもイケメンふたり(^_-)-☆
気になる両片想いの行方は?
超ハイスペックイケメンふたりのじれじれラブストーリーです。
けれどもあくまでもBL風味。普段BLなんて……と思っている方にオススメの物語。
素敵な大人のオトコの人たちなのに、どこか小学生の男の子のような言動が微笑ましいのです。
時々ふたりの性別を忘れている自分がいます(笑)
このふたりだからこその恋の悩み、戸惑いが我がことのように(?!)感じられます。
BLだとかノーマルな恋愛だとかそんな偏見は数話読めば吹き飛ぶことでしょう。そして彼らの最良の友人リナさんと一緒に彼らを応援したくなるはず。
けれども通常の男女の恋愛では経験しない想いがやはりそこにはあって……。
人を想うってこういうこと。
相手が男だとか、女だとか、肩書きや容姿だって二の次のこと。
自分が大切にしたい相手がどう想っていて何を考えているかを想う。
自分が大切にしたい相手にどう寄り添えるかを想う。
そして想っていることを大切な相手に伝える。
オシャレなバーやカクテル、気の利いた贈り物などのハイセンスなシチュエーションや小道具で飾られるハイスペックイケメンのラブストーリー。
さてさて、「両片想い」は「両想い」になるのか。
超えるのか、超えないのか。
一緒に見届けませんか?
じれじれモヤモヤしながら(^_−)−☆
ニマニマ笑いが止まりませんので、電車内や公共の場での閲覧はオススメできません💦
もう読んでいながら、もどかしい気持ちになります。
甘党な岡崎と、ヘビースモーカーな吉野、二人の話なんですけど、もう、もう!
絶妙な関係で、彼ら自身ももどかしい気持ちになっている。
そしてもちろん、読んでいるこちらまでドキドキさせられる。
ええ、ニヤニヤしながら見守ってしまいます。
BLですが、あまり激しいイチャイチャをしていないため、普通に恋愛系が好きな方は読めると思います。
本当のことを言うと、色々な方に読んでほしいな……。
みんなでニヤニヤドキドキしてほしい!
作者が焦らして、焦らして悶えます。
リナというキャラクターが途中でてくるのですが、いい性格しています。
これからも、どうなっていくのか見守りたいと思います!
婦女子なら必ず振り返る超イケメンの吉野と岡崎の、BLコメディです。
今作はすでにそれぞれが短編として公開されておりますが、それらをまとめて一本の物語として新たに公開されました。
面白い作品は、何度拝読してもやはり面白い。それだけ高いクオリティを持つ作品です。
すでにスピンオフとして、作者は近況ノート上で新作を公開されています。
これがまた面白いのです。
「あ〜ん、もう、早くお互いに気づいてくっついてちょうだいな!」と愛読者は誰もがヤキモキしてます。でも今の距離感だからこそ、このシリーズはつづいているわけで。
挿入話一本一本が独自の味わいを持ち、特に後半からリナというこれまた特異なキャラが登場し、さらにこの物語を面白くしてくれます。
BLに眉をひそめるかたでも、すぐにこの世界に入り込めます。
作者のキャラに対する愛情(もしくはS系心理)がたっぷりと注がれた今作。ぜひこのコンビを追いかけてみてください。
間違いなくトリコになりますから。