第7話 平凡な小話

政秀は一花に会いに行った。一花は政秀の逢来を喜んだ。

「待ってた!遅いよ!」

「ごめんね。これ」

ノートを持ってきていた。一花と再び読んだ。一花は真剣に読み込んでいってた。そして、ノートの中の1ページを指して

「ここの政秀可愛いね」

と笑ったのであった。あとは特に何も言わなかった。

「もう逃げ回ったりしちゃダメだぞ!次に逃げたら首根っこ捕まえに行ってやる」

一花に釘を刺されて、政秀は少し照れた。



と、こんな風に世の中というのは良くも悪くも回っていると吾人は思うのである。世の中には悲惨と陰鬱、葛藤と失敗、努力と成長、そして、愛情がある。

これはほんの一例にすぎないのである。

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平凡な小話 かさかさたろう @kasakasatarou

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