穢い切なさ、綺麗じゃない美しさがあります。

綺麗な切なさとは程遠く、どこか現実味のある泥臭い切なさだなと感じました。けれど、綺麗なものばかりが美しいとは限りません。現実味ある泥臭さをここまで切なく描けた小城るかさんを心から尊敬します。
私は白胡麻にすらなれていません。そんな自分がとても嫌いです。けれど、当書を読んで改めて社会の何たるかを知ることができました。当書を読んでいる時間はとても貴重な時間でした。そんな時間をくださった当書と小城るかさんに感謝します。

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