シュール系の極みがある

言葉選びのセンス、常人には思い付かない奇怪な発想、読めば読むほどに世界観が癖になる。

なぜこれが面白いのか私は考えた。
人の脳はストーリーを流し込めば無意識に予測する機能を持っている。文章の先にあるストーリーとその予測とのズレが論理的に整合性が取れた時、面白いと感じる仕組みなのである。

本作品は、シュールな世界観を我々の脳が受け入れた時に初めて論理性が開花する。
なんだか脳味噌がむず痒い。でもおもしろい。

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