儚い十五センチがあってもいい。

人との距離って難しい。
近そうでも実は遠かったり、遠そうで実は近かったり。
蜃気楼みたいだ。
この物語も蜃気楼みたいにユラユラしていて、儚い。
主人公が見た蜃気楼に、いつか辿り着けることを願って。
読み手に何かを残してくれる物語です。