第9話こんな事…あり?

俺は夜になるまで母さんのそばにいた。

起きたら突然いなくなっていたなんて事…母さん心配するだろうな。

しかし、この惨劇を起こした神達は許せない。

あの女の子が何者か分からないが必ず見つけ出して殺してやる…‼︎

俺は密かな覚悟を決めて迎えを待った。



病院の面会時間が終わってしまい22時ごろ病院の方から今日は帰りなさいと言われ一人寂しく家までの夜道を歩く、歩いてる最中コンビニにより初めてのタバコを買って、近くにある少し小さい公園でベンチに座りながら慣れない手つきでタバコを吸ってみる。

「…っ!…まずいな。」

初めて吸ったが美味しく感じないし、吸い方が合ってるのか分からないが、ただ何と無く落ち着くので吸い続ける。


「…九十九迅様、お待たせしました。」

吸い終わる少し前に名前を呼ばれる。

現実では、見慣れない格好をした女性に俺は察してタバコの火をけした。

「答えはお決まりですか。」

火を消した俺を確認して女性は問う。

「…あぁ。決まってる。その前に一つ聞きたいんだが、母さんをあんな目に合わせたのはお前らのせいか…?」

俺は最大の疑問を問いかけた。

「…詳しくはお答えできませんが、一つだけ確実な事をお伝え出来るとしたら、私達の世界で今起きてる問題と神様が関わってる。それだけはお答えできます。」


「それが聞ければ十分だ。俺をその異世界とやらに連れてってくれ。」


「現実世界では死亡されたとなりますが、本当に宜しいですか…?」

女性は最後の確認を聞いてくる。


「あぁ、構わない。神を殺さなくてはいけないのでねっ」

俺は女性の問いかけに直ぐ答える。


「かしこまりました。それでは少しの御無礼失礼致します。」

その発言の意味が分からずにいると、女性が気付いたら目の前に立っており、少しだけびっくりしていたら俺の心臓に少し大きいナイフが刺されていた。


「…っ!」

刺された事に痛みと、戸惑いを感じていると女性が。

「ご武運を祈ります。…幸がありますように。」

その言葉を最後に俺は意識を失った。

こんな連れてく方法…あり?

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空白の物語 彗星 @Marlbmro

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