ルナティック・ハイ

登場人物解説（月面側）

※注意！

　ここに記載されている内容は本編のネタバレ要素を含みます。

・レナ＝トゥイーニ

性別：女

生年月日：2015年01月15日(2020年時点で5歳 ※肉体年齢18歳)

階級：月面帝国大尉→少佐(2023年時点)

撃墜数：45機

搭乗機体：

『ヴァル・ボルト』

『マスカレイド』

解説：

最も有名な月面帝国皇帝派のエースパイロット。ルナティック７の１つであるヴァル・ボルトのパイロットであり、愛機が政治的な都合で封印されてからもマスカレイドを駆り。メガフロート強襲テロ事件から続く一連の流れを戦い抜いた。

　なお彼女が来ているガーターベルトゴスロリメイド服型パイロットスーツは、技術交流の一環として地球側で生産されたものである。

　彼女を含め皇帝派の人財は見目麗しい美人が揃っているが、彼女以外は殆ど着用した記録は残っていない。

　なお促成クローンであり、見た目よりも実年齢は低いのだが。日本の国内法における齟齬を減らす為。書類上は2020年時点で18歳とされている。

　金髪ロングでクールな外見、かつ豊満なバストから。映画化された時にヒロイン扱いされ、日本のエースパイロットとのラブロマンスが描かれた事もある。

・リナ＝トゥイーニ

性別：女

生年月日：2015年01月15日(2020年時点で5歳 ※肉体年齢18歳)

階級：月面皇帝秘書

撃墜数：0機

搭乗機体：

『ヴァル・ボルト』

『マスカレイド』

解説：

　月面皇帝アルテ＝ルナティアスの秘書として活動していた事実より、外務省事務次官である西村重蔵と幾多の困難を乗り越え。結婚した事実が一般には有名である。

　レナ＝トゥイーニ大尉と同じ遺伝子を使ったクローンなのだが、性格や能力に多少だが差異が存在する。

　彼女達は皇帝アルテ＝ルナティアスから直接教育を受けており、事実上の母娘の関係と言っても過言ではない。

・アルテ＝ルナティアス

性別：女

生年月日：1994年01月01日(2020年時点で26歳)

地位：月面帝国皇帝

撃墜数：軍歴無し

搭乗機体：軍歴無し

解説：

　月で生まれた月面第二世代。月面帝国において次世代を担う人財として最大限の教育を施されていたが。その結果、当時皇帝であったレオニードの方針に疑問を抱く。

　その是非を問う為、月面遺跡中枢の超越知性と接触した結果。遺跡の管理権限の半分を移譲され、史上２人目の月面皇帝としての地位を得た。

　レオニードの過激な思想と、方針に反感を持つものも多く。結果として彼女がクーデーターを起こすことで月と地球は停戦。

　以後、第二代月面皇帝として月の実権を握る。

　ただしレオニードの軍部に対する影響が強かったこと。その死に対し月面遺跡がどう反応するか不明瞭であったことが合わさり。引退させて上皇として扱うという中途半端な対応となった事は否めない。

　政治家としては経験不足があったが、それはそれとして手持ちのカードを効率よく切るタイプ。また世界一美しい皇帝と評される事もある。

・ロック＝アーガイン

性別：男

生年月日：1998年02月12日(2020年時点で22歳)

地位：ルナティック７

撃墜数：135機

搭乗機体：

『グラ・ヴィルド』

『マスカレイド』

解説：

　月で生まれた月面第二世代。2015年に実施された第一次月面降下作戦において。主力であった地球のエース部隊を壊滅させたことでその名が広まったが。本来は月面遺物の研究を望んでいた大人しい青少年であった。

　しかしその戦いで多くの敵を倒した結果、精神の安定を崩し。パンクな感性に生まれ変わり、破天荒な言動を繰り返すようになる。

　またメガフロート強襲事件においても、その制圧の主力を担い。地球に対して大きな出血を強強いる。しかし後の特務中隊を中心とした部隊との戦闘で死亡する。

　黒が俺を飾ると公言して憚らなかったが、月面の物資不足からパイロットスーツも、私服も全て白色であった。

・ジャック＝マーダン

性別：男

生年月日：1987年09月15日(2020年時点で33歳)

地位：ルナティック７

撃墜数：879機

搭乗機体：

『レイジ・レイジ』

『オーバー・レイジ』

『マスカレイド』

解説：

　月面帝国上皇派の最高指揮官。指揮官としては並の一流程度だが。超一流の操縦技能を誇り、特記戦力たるルナティック７を柔軟に使いこなす能力に長ける。

　第二次月面降下作戦時、最高指揮官兼最大戦力として降下部隊で迎撃するが、エクスバンガードとの壮絶な戦闘の末に死亡する。

　ただし月面帝国上皇派における事実上の軍事的最高指揮官でありながら、彼の知る人間は月面と地球との戦争で殆ど死に絶えている為。彼の人となりを知る事が出来る資料は存在していない。

　辛うじてメモ書き程度の記録から、比較的他人に対して高い理想を求めるタイプであったと推測される。月面第二世代とされているが、明確な幼少期の記録も残ってはいない謎多き人物。

・サミュエル＝マーベリック

性別：男

生年月日：1996年11月11日(2020年時点で24歳)

地位：ルナティック７

撃墜数：59機(※航空機含む)

搭乗機体：

『エア・ファネル』

『マスカレイド』

解説：

　月面第三世代のリーダー的ポジション。

　ロックとは兄弟に近い間柄で、実質その敵討ちの為に出撃を行い。結果としてエクスバンガードに撃破され死亡する。実のところ、その撃破数の殆どは航空機でありIA戦において有意な戦果を上げていない。

　ルナティック７の一人に数えられながらも、その知名度は低い。

・ユェン＝ターサン

性別：男

生年月日：1978年03月18日(2020年時点で42歳)

地位：ルナティック７

撃墜数：1374機(※通常兵器含まず。IAのみの撃破数)

搭乗機体：

『バグ・ナグルス』

『マスカレイド』

解説：

　月面第一世代。中国出身で第三次月面調査団の一員として月に降り立つ。

　レオニードが地球との会戦を決意したのは、彼とバグ・ナグルスが存在していたからと言われるほどのエースパイロットであり。事実その戦果は文字通り戦略級と表現しても過言ではない。

　1999年の開戦時点からずっと最前線で戦い続けており、ＩＡに限っても総撃墜数1000機を超えるレコードホルダー。

　ほぼ白兵戦のみで、現代史を塗り替えたとも表現されている。

・シュルバン＝ステイレット

性別：不明

生年月日：不明

地位：ルナティック７

撃墜数：365機

搭乗機体：

『ルナティックガーターマスカレイド』

『マスカレイド』

解説：

　詳細不明、対米諜報任務を行っていた人物とされる。

　ただし月面帝国上皇派の資料を紐解くと、ありとあらゆる場所で活動していた事実が散見される為。複数人によるチームではないかとの見方が強い。

・レオニード＝ロスコフ

性別：男

生年月日：1935年03月12日(2020年時点で95歳)

地位：月面帝国上皇

撃墜数：13機

搭乗機体：

『マスカレイド』

解説：

　老いてなお大理石から削りだされたかのような冷たさを持つ美丈夫。

　元ソ連の科学者であり、人類で初めて月面遺跡の中枢で超越知性体との交流を行い。月面遺跡の管理権限を得た、即ち月面皇帝。

　彼のカリスマ性が、月面遺跡の管理権限を得た事で強化され。その結果として月面帝国が誕生する土壌が醸成された。

　なお、月面帝国に金髪碧眼のロシア系美人が多い理由は。レオニードがソ連からの支援でハニートラップ要員を複数名送り込んだことが遠因。彼女達の遺伝子を元に、レナ＝トゥイーニやリナ＝トゥイーニといった女性型クローンが設計された。

　またアルテ＝ルナティアスの母親も、元ソ連のハニートラップ要員の一人である。