ルナティック・ハイ

作者 ハムカツ

85

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★★★ Excellent!!!

地球と月の終戦協定が、締結を望まぬ勢力のテロで打ち砕かれた。
再びの戦火。高卒新兵の巧たちは、戦争を終わらせるために戦う!

この文字数で、見せ場盛り沢山で、
綺麗にスパッと終わっているのが凄いと思うのです。
開戦から書き始めたらとんでもない字数になりかねないですが、
「ほぼ終わりかけていたのに最後に再燃」
という時点を話の開始に持ってきたことで、
過去の戦闘で活躍した操縦士たちや、
長い歴史の中で開発されてきた機体の変遷なども描きつつ、
ちゃんと戦争を終わらせることができる。
手に汗握る勢いでうおぉーっと読み終えて、
最後の登場人物解説(読了後用)を読んだら、
こんなのニヤニヤしながら星3つ押すしかないじゃないですか!
ロボット物は読むのはあまり得意じゃないんですけれど、
(アニメは見てた。ガンダムはファースト~00なら何とかわかる)
めちゃくちゃ楽しかったです!

高橋頑張れ高橋。

★★★ Excellent!!!

月から降る七機の超兵器。戦いは少年たちを戦火へと誘い、青春を鉄機に封じ込めて戦わせる……。

超兵器相手に量産機と卓越したテクニック、そして頭脳で戦う戦記です。

なんといっても、リアルロボ系に必須な政治面を主人公の兄で固めているのが良い。
後に英雄とされるとはいえ、あくまで一兵卒として戦う弟。弾丸こそ飛び交わないが、言葉で人を殺せる政治で戦う兄。
その立場の違いが家族というつながりで浮き彫りになります。

そして、ドラマは敵である月側でも蠢き、ルナティック・ハイという物語を紡いでいくのです。

果たして、地球と月の戦争の行方がどう移りゆくのか……見届けるのはあなたです!

追記。設定資料が後の世からの視点なのも面白いですね。全編読み終えた後に読むと、ニヤリとします。

★★★ Excellent!!!

 あえて奇をてらわぬストレートな物語は「月の帝国と地球が戦争になって、オーバーテクノロジーのスーパーロボットと量産機で戦う話」である。しかし、簡単な骨子とは裏腹に作中では見事なドラマが連なり物語を形成していた。わかりやすくも綿密なメカ描写は、自然と敵味方の戦力差、性能差を伝えてくる。メガフロートや地球の運動エネルギーを利用した発電など、SF心をくすぐる要素にも満ちている。心の中の少年がワクワクしだす、そんなロボット戦記にこれからも期待!オススメでっす!