漆黒の闇に手を伸ばす、その先は光か、やはり闇なのか

クリーンなイメージ、快適な環境、優しい医療関係者達・・・。
そんなのは幻想に過ぎない。もちろん、日々努力が重ねられているのはわかるが、それはまだまだ「理想のその先」でしかない。
目を通せば通すほど、その闇深さが見えてくる。精神病院のリアル、精神病患者のリアル、そして、その先に手を伸ばして空を掴むリアル。
筆者が掴んだのは光か、やはり闇の先は闇でしかないのか。
是非最後まで目を通していただきたい作品となっています。