クリーンなイメージ、快適な環境、優しい医療関係者達・・・。そんなのは幻想に過ぎない。もちろん、日々努力が重ねられているのはわかるが、それはまだまだ「理想のその先」でしかない。目を通せば通すほど、その闇深さが見えてくる。精神病院のリアル、精神病患者のリアル、そして、その先に手を伸ばして空を掴むリアル。筆者が掴んだのは光か、やはり闇の先は闇でしかないのか。是非最後まで目を通していただきたい作品となっています。
見ていて理解できることが多く、たくさんの人に読んでほしい物語です。