このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(409文字)
「プロットの段階で、すでに面白い作品」は、虚飾のない淡々とした口調でも、物語を過不足なく支えられる──そんな力のある作品です。短めの作品なので、内容はお楽しみにとっておくとして、「プロット…続きを読む
退位した帝の料理番として仕えた女料理人は、やがて苦渋の決断を迫られる。かつて聡明だったという帝の口から出たのは、一人のためではなく皆のためという言葉。料理の真髄とも政の正道とも取れるそんな言葉を…続きを読む
ニヤニヤしました。と言うのも、自分が抑えている時代、東晋末。思いっきり似た末期を遂げている皇帝がいるのです。安帝と、恭帝。二人は兄弟で、兄はこの物語にも出てくるような精神退行者。弟はその…続きを読む
もっと見る