禁断の恋に対する苦悩がリアル!!

姉や妹にもしも恋心を抱いてしまったら、どのような苦悩が待っているのか。
このお話は、そこがとても丁寧に表現されていました。
禁断の恋は決して、ただドキドキするだけの軽いものじゃない。近づきたいのに近づいてはいけないと、そう思って自ら距離を取ったのに、そうすればするほど近づきたくて仕方がない。
障害があればあるほど、恋愛というのは燃え上がると言われてますけど、このお話の場合は、だからこそ大きくなる気持ちを無理やりにでも抑え込まなくてはいけない。それがとても辛くて切ない。
そういったリアルな苦しみが描かれていて、単純に「素敵でした」では終われない作品でした。
だからこそ、物語に深みが生まれているのだと思います。

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