これが作品を紹介するということなのだ

 創作文芸同人誌の世界が広がっていました。

 おじの登場する作品のレビューのまとめです。

 すべてとても丁寧なレビューです。こんなレビューを書いてもらったら嬉しいに違いありません。
 レビューはひとつの作品たりうるのだと思います。作品の読み方から見えるレビュワーの読解力、想像力、ひらめき、紹介文を書く語彙とここを読んでほしい!と紹介するポイントを選ぶ時の「空気を読める」感、そして何より作品への愛……持てるもののすべてを総動員した評論なのですね。このレビューはレビュワーがすごい!ということを読み手に伝えます。
 こんなレビューを書けるようになりたい! カクヨムで活動する人間としてはお手本になります。

 残念なのは、ここにあるレビューの作品のほとんどが創作文芸同人誌、つまり紙媒体の本で、カクヨムでは読めないことですね。
 あの話もこの話もすごく面白そうなのに、このサイトにはない!
 これはイベントデビューするしかないですね。

 この作品のメインであるレビューも素晴らしいものですが、冒頭のおじ考察、いえ、おじ論、これだけでも多くの方に読んでいただきたいです。
 おじが登場する物語とは、家族の話、親子の物語であると同時にきょうだいの物語でもある――深い。
 おじを書きたくなるおじ論でした。