雨

雨は嫌われてしまうもの。いい記憶がなければ、尚更。
都会でちらっと降る雪なら好まれるのにね。
でも雪はほんの少し関わるだけで、洗い流してはくれないね。

雨は裏切りの匂い。期待をかけてもきっとそうなる。
湯気がゆらゆらしてる横で、鈍い色の空の対比が印象的な文章。

人はさみしいと、その隙間を埋めたくなってしまう。
不倫のほとんどの理由はそこにあるって思ってしまうくらいに。
それがいけないことや、人を傷つけていることを知りながら。
責めた人が、責められることをしてしまうように。

きっと自分の中に折り合う理由を見つけながら
もっと深いところで、どうしようもなく、自分で線を引けるまで。

雨にあ…続きを読む

　雨の鬱々した思い出が主人公の心の奥深くに根づいていて、抜け出せないループにはまりこんでしまったような気がしました。
　大人の恋を描いたお話しです。
　

文章からキャラクターたちが語ってきてるようですね
この作品はすごくいいと思ってます。
どんどん作品期待してもいいかもしれません