「ノーマル」の異名で知られる超能力を使う最強の男、その名も西野。
しかし彼はフツメンであった。
いや、キャラを含めると学園カースト底辺であった。
好意を寄せた相手には見向きもされず、好意を寄せてきた相手には鈍感スキルを発動してしまう。
彼に恋人ができる日は来るのか。
ヒロインたちは美人だけど、一癖も二癖もある変態揃いなのも本作の魅力です。
そもそも登場人物のキャラが立っているどころか、尖っています。
あまりにもやり過ぎなので、読者によって意見が分かれるかもしれませんが、気に入った方は熱狂的になること間違いありません。
皆さまぜひ
「テイルズ・オブ・西野」
にチャレンジしてみてください。
フツメン西野の物語です。フツメンというと平均的な顔立ちを思い浮かべそうだけれども、整っているようなポジティブな平均顔という訳ではなくて、顔面偏差値が平均というネガティブなフツメンであって、あぁなるほど、そう考えるとネガフツメンとしての見事なキャラ設定が成されているし、ネガフツメンを中心として繰り広げられるクセの強い登場人物たちがいい具合に舞台を盛り上げてくれるし、その中で西野がポジティブに立ち振る舞い、その心意気が読んでいる私をワクワクとさせて、明日を生きる活力を与えてくれるのです。紙で買いました。更新を心待ちにしています。
あと、委員長が魅力的すぎて死ねる
主人公がひたすら美麗に活躍する作品は多いのですが、それに真っ向から歯向かうのがこの作品です。
西野という普通のアジア人顔の少年が活躍するものの、どこか残念な雰囲気が地の文で強調されます。
人間関係を取り巻くドロドロした展開もあり、テンションが下がるのですが、
それらを忘れてしまうような物凄い展開が塗りつぶします。
学園モノという世界観かと思いきや、バトル展開も続き、海外に渡航してのアクション活劇、魅力が多い作品です。
ところどころで放たれる西野口調に慣れてくると、これ無しでは満足できなくなります。
さらには西野以外のキャラクターも異様な展開を見せます。
むしろ西野よりも……
各キャラの本質が明かされるにつれ、このカオスな世界観が加速していきます。