カッコいいと思いきや絶妙にカッコ悪い

このフツメン、年を取っても絶対にこれを黒歴史とは思わないだろうな……と思ってしまう。
最初はフツメンの境遇に哀れみを覚えるが、ローズや他クラスメイトの内面が掘り下げられていくにつれ、そちらにも感情移入が捗り、今度はフツメンにイライラし出すこと必定。
それもこれもクールに決めるフツメンが悪い。
随所に挟まれる下ネタも心地いいアクセントになっている。
なので下ネタが嫌いな方には余りお勧めはできないが、金髪ロリ文庫さんの特徴的な文体と文章力もあり、一度のめり込むとやめられない、完成度の高い一品である。

朝の挨拶運動が毎回楽しみです。