天使の涙

藍上央理

第1話

@ts_p 「囚われの天使:検診台」

ひんやりとした白い擬革の検診台に、色素の薄い肌が晒される。君は恥入り横を向き、僕の手が白衣を脱がすのに身を任す。患者を看るときの君は凛々しくて、機敏な動きに僕はいつもほれぼれする。白衣を剥いた君の肌は瑞々しく、乳首は熟れて薄桃色に染まり、頬も同じく紅潮している。


@ts_p 「囚われの天使:検診台(続き)」

細く肉の薄い腰つき。引き締まった太もも、柔らかい筋に包まれた脹脛。きゅっと締まった踝、長く形の整った足の指。その全てを堪能して僕は君を検診台に拘束する。さぁ、今から僕と君だけのお遊戯だ。泣いてもやめないからね……君を僕だけの肉体に形作るための下準備だから。


@ts_p 「囚われの天使:診察衣」

君の頼りなげな両腕を後ろ手に止血帯で縛り上げる。薄い皮の下で静脈が青く浮き上がる。その静脈を指でなぞるだけで君は体を震わすね。恐れの色のにじむ瞳で僕を見てるのが、本当にぞくぞくするほどに素敵だ。僕も診察衣を脱いで今から君を染める。君と戯れる道具もここにある。


@ts_p 「囚われの天使:診察衣(続き)」

折った膝を君の股のあいだにこじ入れ、引き締まった太ももに腰を下ろす。そうだった、君はこの診察衣が好きだった。お遊びの初めにこれで君を愛撫してあげよう。腹の筋肉を白衣がすべる。それだけで君のここが屹立し始めた。柔らかく包み軽く撫でるあげる。汚してもいいんだよ。


@ts_p 「囚われの天使:聴診器」

唇の代わりにこれを這わす。チェストピースを君の白い歯のあいだに挿入し、舌で清拭するように命じる。君の呼気がすぐそばで聞こえる。興奮して息が上がっている。金属のダイヤフラムに歯が当たる。その時の君の怯えた瞳はたまらなくそそる。唾液にまみれた聴診器で君を犯す。


@ts_p 「囚われの天使:聴診器(続き)」

首筋から胸元に降りる間の鎖骨に当てて、君の筋肉がその冷たさにひくつくのを見る。銀色の繊細な器具に君は理性まで犯されて、体を火照らせている。普段の君からは分からない、その眼鏡の下に隠された素顔。どう? すぼまりが冷たさに疼いてるよ。このまま飲み込んでしまうかい?


@ts_p 「囚われの天使:額帯反射鏡」

君のこうべに額帯反射鏡を付けて、収束する光を僕と君とが結ばれた部分に照射する。君は恥ずかしがるけれど、目を反らすことを僕は許さない。だって、僕と君とがひとつになった場所なのだから。ほら、僕が君の中を突き上げる動きが、光に当てられて良く見えるだろう? 目を反らさないで。


@ts_p 「囚われの天使:額帯反射鏡(続き)」

僕の怒張したものをこんなにおいしそうに咥え込んで、根元まで飲み込んでくれている。僕の腰の動きに合わせて君の閉じた瞼が痙攣する。駄目、しっかりと見ていて、明日はどうなるかわからないのだから。君と僕とがいつまでも一つでいられるように、君の瞳に焼き付けておきたいのだから。


@ts_p 「囚われの天使:指サック」

今度は君を僕が楽しませる番だね。君はそうやって拘束されたままでいたらいいよ。弄ばれる姿を堪能していたらいいさ。指サックを付けるけど、二本じゃ足りないよね? だって、僕の太いものをあんなに軽々と飲みこんでしまうんだから。ほら、さっきの僕の精がここから溢れてるよ。


@ts_p 「囚われの天使:指サック(続き)」

するりと指が消えてしまう。君の中はすごく暖かい。うねうねと蠕動する内臓に指が呑み込まれていく。君の感じる部分に指の腹を添えて、優しくマッサージをしてあげる。君の膨れ上がって爆発したがってるものを僕の唇と舌で塞ぐ。さぁ、放って。君のすべて飲み干してあげるから。


@ts_p 「囚われの天使:プラスティックギプス」

ねぇ、もっとエスカレートしてみようか? 君の手首の止血帯を外して、プラスティックギブスを巻いていく。検診台の脇のステンレスパイプに君の足を固定しようか。エム字に君の両足が開いて、とても淫らな感じになる。僕の位置から君のすべてが見えてるよ。見られて感じてるんだね。


@ts_p 「囚われの天使:プラスティックギプス(続き)」

僕も君が恥ずかしがってるのを見られて、とても興奮するよ。また君の中を味わいたくなるよ? 君の膨張するものを喉の奥まで咥えて、激しく舌と口唇とで愛撫したくなる。嫌がっても身も捩れないね。そうだ、このままにして明日の朝早く君を迎えに来てあげよう。どう? そそるでしょ?

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