ミロのヴィーナスを始め、ペルソナって完全体ではないからこそ、鑑賞者に想像を促し、逸品に昇華させる。そんな論文を高校受験の国語の問題集だかで読んだ事を思い出しました。本作品は、そんな作品です。だから…続きを読む
とてもいい短編小説です。するりと読めます。するりと溢れ落ちてしまわないように、記憶しておきたい。そんな気分にさせられます。
「五体満足」という言葉がある。これは、「からだのどの部分にも欠け損じている部分がないこと」を意味する。 「五体」とは、主に頭・両手・両足もしくは頭・首・胸・手・足を指す。これを額面通りに受け取っ…続きを読む
本当に題材をいろんなところから引っ張ってくるなあ。一次大戦、音楽とくるとラベルの左手のための協奏曲とかを思い出しますが、そうした中へ巧みに恋愛要素的な部分を差し込んできたのも好感です。キャラクタ…続きを読む
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