江戸っ子気質の地の文が、さらりさらりと流れるようで何とも秀逸。人の色恋をさりげに取り入れて出てくる料理は実に美味しそう。
小説家になろう、さんにも投稿させていただいております。そちらでは挿絵もご覧いただけます。 こちらでは、主に文学系を掲載させていただければ、と考えております。…
日本語というものは、こんなに御洒落なんだと再発見させてくれる短編集。ですが、それだけではありません。リズムある話の数々は、ミステリーだったり、深い現代ものだったり、豊かな物語がこめられていま…続きを読む
落語調の傑作です。読めば分かります。そう言われてふんと鼻で笑う人は、これを真似して落語風にひとつ話を書けますか?書き出しを読んで、ふんと鼻で笑った自分は、いえ、私にはできません。とても学が足…続きを読む
小粋で洒落た昔言葉で物語を紡ぐ力。この作者様の力量、伊達じゃありません。美味しい話か、と思いきや、恋の話なんですね。酒の肴から恋につなげるくだりが流麗です。風情漂う江戸の恋。ぜひご堪能下さ…続きを読む
(第1話として収録の「春の秋波は酔い待ち草よ」のレビュー)落語調と言おうか、軽妙で洒落っ気の利いた語り口が凄くいい。この世界観にふさわしい言葉でレビューを書けない自分が残念だ。話者である瓦…続きを読む
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