ふとした日常の愛おしさを思い出させてくれる

紡がれるのは、凝り性で節約家な老成した天然少年の、もふもふ多めな日常です。
ただ、人々との縁を繋ぎ、トラブルに巻き込まれ、過去と未来に悩む。
ありふれた日常ですが、その日常が、連綿と継がれてきた命の上に存在する事を、不意打ちで投げ込んでくる。

そんな作品です。

読んでいてニヤニヤと笑みがこぼれたかと思えば、シウの心情が覗けると一瞬胸が疼くような。

頁を繰る手が止まらなくなる。


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